ノートPCの購入を考える中で、まず何を目的として使用するかを考えると思います。
動画編集や負荷の高いPCゲームも目的の一つとして入れるなら、欠かせないのがグラフィックスボートが搭載されているモデルが必要になります。
今回はゲーミングノートPC『Inspiron 15 7000 ゲーミングプラチナ』実機レビューになります。
外観
前面
背面
背面から排気を行っていると思います。起動中に触るとほんのり暖かい風がきます。
キーボード
実機を見ると、かなり大きく感じました。
キーストロークは1.5mm~2mmほどだと思います。若干、押圧を重く感じました。
キーピッチ
横ピッチは4mmでした。
立ピッチは2.5mmほど
側面
左から、ヘッドセットポート/USB3.0/USB3.0(PwoerShere)/HDMI/LANポート
左から、セキュリティケーブルスロット/電源アダプタポート/USB3.0/メディアカードリーダー
モニター
モニターは非光沢です。
モニター液晶部分の横幅は345mmほど。
モニター液晶部分縦幅は195mmほど。
モニターを前にすると345mm×195mmとは思えないほど、クッキリ綺麗に見え小さいとまった感じませんでした。
ACアダプター/ケーブル
ゲーミングノートPCだけあってACアダプタは大きめです。
通電していると青く常時光ります。
スペック
プロセッサー | インテル®Core™ i7-7700HQ クワッド コア (6MB キャッシュ, 最大 3.8 GHz まで可能) 7世代CPU |
メモリ | 16BG / DDR4 2400MHz |
ハードドライブ | 256GB SSD / 1TB HDD 5400rpm |
OS | Windows 10 / 64Bit |
ビデオカード | NVIDIA® GeForce® GTX 1050 Ti 4GB GDDR5 |
ディスプレイ | 15.6-インチ FHD (1920 x 1080) IPS アンチ-グレア LED-バックライト ディスプレイ |
ワイヤレス | 802.11ac + Bluetooth 4.2, デュアル バンド 2.4&5 GHz, 2×2 |
プライマバッテリ | 56 Whr, 4-セル バッテリ (内蔵) |
仕様
寸法 | 高さ25.3mm/幅384.9mm/奥行き274.7mm |
重量 | 2.65kg |
チップセット | Intel HM175 |
メディアカードリーダー | 2-in-1 スロット/SD カード/マルチメディアカード |
カメラ | 静止画像:0.92 メガピクセル/動画:1280 x 720(HD)(30 fps において)(最大) |
タッチパッド寸法 | 高さ80mm/幅105mm |
USB3.0 | 3ポート(左1 右2)右内1つPwoerShere |
HDMI | 1ポート |
ネットワークポート | 1ポート(有線LANポート) |
ヘッドセット | ヘッドフォンまたはヘッドセット(ヘッドフォンとマイクのコンボ)を接続します |
ベンチマーク
CHINEBENCHI
CPU測定
1回目Cドライブ81%使用状態 683cb
Cドライブ50%使用時(2回目測定)719cb
数値的にはデスクトップ版『i7-3770』の少し上
GPU測定
1回目Cドライブ81%使用状態 83.69 FPS
2回目 Cドライブ50%使用時 89.14 FPS
Cドライブ使用領域を圧迫するとパフォーマンス低下が少なからず起きます。
Cドライブに使用しているSSDは256GBで実質使用できる空き容量は150GBほどありますが、メインで遊ぶゲームを1~2本インストールする程度が理想だと思います。空き領域は100GBほど空けておきたいと感じました。
その他ゲームや写真、動画などのファイルはDドライブ(1TB)にインストール/保存することでメインで遊ぶゲームも快適なプレイが可能だと思います。
FF15ベンチマーク
PC版として4Kに対応したFF15のベンチマーク結果です。
快適とまではいかなくても、『普通』で十分画質もよく、ストレスなくプレイが可能だと思います。
その他、グラフィック設定を変えたベンチーク結果や他ゲームプレイ時のFPS値などは次回の記事で紹介予定です。
CrystalDisk
デフォルト設定で測定
Dドライブはフォーマットが必要
出荷状態だとDドライブのファイルシステムが『RAW』になっており、フォーマットが必要です。
PCにDドライブが表示されていれば、ダブルクリックでフォーマットしますか?と尋ねてきます。
表示されていなければ、ディスクの管理からフォーマットする必要があります。ディスクの管理はスタートボタンを右クリックから開くことができます。
特別な理由がないなら『NTFS』でフォーマットで良いと思います。
また、Eドライブが表示される場合もあり、こちらはリカバリー領域なので、こちらはフォーマットしてはいけません。
使用して感じたこと
ゲームプレイ
ゲームプレイにおいては『申し分なし!』ある程度画質を上げても快適なプレイが可能です。
PUBGを高設定でもFPS45~60間を維持し快適なプレイができます。
ゲームプレイにおいて、激しい操作が必要なゲームなどは『別途USBマウス』が必要です。
ゲーム音
音に関しては、内蔵スピーカーでは正確な音発生の場所が分かりにくく、音を索敵するようなゲームではヘッドセットの使用をお勧めです。
ヘッドセット購入する前の注意点
デスクトップなどで使用するピンが2本(マイク/スピーカー)のタイプのヘッドセットは使用できません。使用できるインターフェイスは『USBタイプ』『3.5mmタイプ』の2種類になります。
2本のタイプを使用するにはヘッドフォンとマイクの変換ケーブルが必要になります。
USB(PwoerShere)
USBポートは全部で3ポート全てUSB3.0になっていますが、電源供給が行えるPwoerShereは1つです。例えば以前紹介したRazerLancehaedのような充電式のマウスではPwoerShere部分に接続することで、PCシャットダウン時でも充電が行えます。
PC音(ファン)
PC音(動作音)は静音とは言えません。ゲームプレイ中はファンが回転しているのが、ヘッドセットをしていても聞こえてくるくらいです。
静音を求める方には向いていません。静音でゲームプレイを求めるならデスクトップの方が圧倒的だと思います。
どのタイプのゲーミングノートPCでも内部にグラフィックスボートを内蔵している限り、ファンの回転音は必ず聞こえてくるものです。
デザイン
デザインはシンプルで黒ベースに赤がポイントで使用され洗練された印象です。
ただ、黒色のモデルは指紋などが目立ちます。汚れが気になる人は定期的に掃除が必要です。
購入時に+1000円で赤色のモデルを選択することも可能です。
キーボードのイルミネーション機能は付いていません。
バッテリー
バッテリーの持ち時間は短いです。特にバッテリーのみでゲームプレイすると1時間ほどしか持ちません。基本的にはACアダプターを常時接続して使用することになると思います。
ネットサーフィンのみだと3~4時間は持つとおもいます。
購入時のカスタマイズ
SSD128GBが搭載されているモデルは256GBにカスタマイズすることをお勧めします。
128GBだとメインで遊ぶゲームがインストールできない、またはCドライブギリギリまで使用してしまう可能性があります。
もちろん容量の小さなゲームなどでは128GBで足りるとおもいますが、最近の3Dゲームなどを考えると、50~100GBほど使用するゲームも沢山あります。
SSDのパフォーマンスを活かし是非ゲームをプレイして下さい。
HDDのDドライブにインストールする考えなら、SSDは128GBのままで良いと思います。
メーカーの強み(サポート面)
メーカーの強みとしてサポート面での充実さがあると思います。
デスクトップ上にサポートアプリ(SupportAssist)のショートカットがあり、様々なサポートがあります。
主な機能としてPC診断/ドライバのダウンロード/保証/システム構成/マニュアルが即座に分かります。
例えば、PCトラブル時に診断ツールを使用すれば、不具合の原因が特定しやすくなっています。また、マニュアルも使用しているネジの種類から、分解方法までマニュアルで確認できます。後からストレージ交換やメモリ増設といった作業を自分で行いたい方はマニュアル必見です。
ただし、自分で作業する場合は勿論保証対象外になります。
これらはWeb上で公開されている情報になるが、DELLのような多種多様な機種があるメーカーだと自分が使用しているPCの仕様書など探すのに時間が掛かるが、SupportAssistショートカットから1発で開くことができます。
まとめ
今回紹介したのはデルの『Inspiron 15 7000 ゲーミングプラチナ・256GB SSD+1TB HDD搭載』
15インチは少し小さいかなーっと思っていましたが、実機を見ると”こんなに大きいの!”キーボードの右にはテンキー(数字キー)もあり、モニター解像度も1920×1080あり、ゲームプレイにおいてまったく支障のない大きさで、快適なプレイがきます。
ゲーミングノートPCを少し見下した考えでいた自分が恥ずかしく感じました。
不満に感じたことは、ファンの回転音ですね。ゲームのプレイを始めると直ぐファン回転が上がり音が聞こえてきます。ヘッドセットがあれば気にはなりませんが、ヘッドセットなしだと『うるさく』感じるレベルだと思います。
PC温度に関してはキーボード部分では、ほぼ熱くなってるなど感じません。PC裏(底)部分は結構熱くなります。
夏場などはノートPC用のクーラーがあると熱によるパフォーマンス低下を抑えられるかもしれません。
ファン回転音に不満を感じた部分もあるものの、ゲームプレイにおいては快適に遊べる、これは間違いない!GTX-1050Ti(4GB)のグラボ搭載でノートPCと考えると十分すぎるほどのパフォーマンスを発揮してくれます。
またこのスペックだとメモリ16GBあるので、動画編集やYoutubeLiveなどゲーム配信も行えます。
これからの季節、入学シーズン、入社シーズンに向け高性能のゲーミングノートPCを選択肢に入れてもいいと思います。
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