一般的に市販されている中で高性能ゲーミングPCの頂点に君臨するといっても過言ではない、高スペックPC「ALIENWARE AREA-51(R5)」の実機レビューです。
オススメのポイント
●:GTX1080を2機搭載したSLI仕様
●:高性能CPU Intel Core i9 – 7980XE搭載18コア/36スレッド(爆速)
●:独創的なデザイン
●:Dell独自の診断ツール搭載で、ハードウェアの不具合等やドライバ更新が楽々
●:ゲームプレイは勿論、動画編集、ライブ配信と多岐に性能を抜群に発揮できるハイスペックPC
スペック
プロセッサー | Intel Core i9 – 7980XE
(18-コア, 24.75MB キャッシュ, 最大 4.4GHz まで可能 インテル® ターボ ブースト Max 3.0 付き) |
メモリ | 2666 MHz、最大 3200 MHz(XMP メモリ)
32GB搭載モデル(4x8GB) |
ハードドライブ | M.2 PCIe SSD 512GB
7200RPM SATA 6Gb/s 2TB |
OS | Windows 10 / 64Bit |
ビデオカード | NVIDIA® GeForce® GTX 1080 GDDR5 8GB 2基搭載 |
ワイヤレス | Wi-Fi 802.11ac/Bluetooth 4.1 |
仕様
寸法 | 高さ569.25 mm/幅638.96 mm/奥行き272.71 mm |
重量 | 28 kg |
チップセット | Intel X299 PCH |
タッチパッド寸法 | 高さ80mm/幅105mm |
USB3.0 | 前面:USB 3.1 Gen 1 ポート(PowerShare 対応)×2 USB 3.1 Gen 1 ポート×2 背面:USB 3.1 Gen 2 ポート/USB 3.1 Gen 2(Type-C)ポート(PowerShare 付き)/USB 3.1 Gen 1 ポート(6)/USB 2.0 ポート(2) |
HDMI2.0 | グラフィックスボードに付いています。 |
ネットワークポート | 2ポート(有線LANポート)RJ-45 ポート |
オーディオポート | 前面:ヘッドフォン出力 × 1、マイク入力 × 1
背面:サイド L/R サラウンドポート/ライン出力ポート/ライン入力ポート/後部 L/R サラウンドポート/センター/サブウーハーポート/オプティカル S/PDIF ポート |
実機レビュー
ギャラリー
より綺麗なギャラリーは公式ページでご確認下さい。
ゲームやベンチマークする前にやること
基本的にはPCを接続すれば、そのまま使えますが、思うようなスコアやFPSが出ない場合があると思います。
SLIが有効になっているかNvideaのコントロールパネルから確認します。
※工場出荷状態ではSLIは有効になっている。
また、パフォーマンスに大きく関わるのがドライバであり、最新のドライバを適用しましょう。
これらドライバの更新もSupportAssist(アシストトツール)によって簡単に行えます。
詳しくは以前ご紹介した記事を参照下さい。
ベンチマーク
3D Mark
Fire Strike Ultra:5211
Fire Strike:27758
負荷テスト/ストレステスト
98.7%と合格、十分に負荷に耐えられると思います。
cinebenchi
CPU
3164cbと驚きの速さでした。まさに爆速といった感じです。流石18コア/36スレッドのパワーを目の当たりにし、笑ってしまいました。
詳しくい仕様などは「公式ページ」でご確認下さい。
以前紹介したノート用のi7-7700HQが719cbなのでノート用CPUと比べるのも比較として間違っていますが、これだけの差が出ます。i7-770HQでもゲームする分には十分キャパが余るくらいでした。
CrystalDiskMark
流石M.2といったところです。
ゲームプレイ
PUBG
PUBGは全て『ウルトラ』設定で平均FPS値が65前後、最大が144でした。解像度はフルHD。
全てウルトラで十分ストレスなくプレイが可能です。
解像度にもよると思いますがフルHDならウルトラでもスムーズな操作が可能です。
FF15
FF15のベンチマーク結果です。
フルHD
高品質で快適にプレイが可能です。PCスペック的にもまだまだ余裕があるので、プレイしながら動画配信など別作業も難なくこなせると思います。
4K
4K解像度でのプレイも『普通』の結果が出ました。おそらくベンチマークでの普通はかなり快適に近い普通だと感じました。ベンチマーク中も一瞬のラグなど処理が追い付かない状態は一切見られませんでした。
今回はベンチマークだけなので、実際にプレイしたわけではないですが、スコアで見る限りはかなり満足にプレイが可能だと思います。
GTA V
デフォルト設定、フルHD。
安定の60FPS固定でした。
グラフィックスを高付加に設定したさいのベンチマークです。
平均32くらいでした、30以下に下がることはありませんでしたが、プレイ自体に30FPSでも普通にプレイできますが、グラボに負荷が掛かり続けるので、60FPSくらいをめどに設定するのが良いと思います。
Tom Clancy’s Ghost Recon® Wildlands
プリセットで「非常に高い」と「ウルトラ」のベンチマーク結果です。
ワイルドワンズは結構CPUを使う部類のゲームになると思います。
プリセット:非常に高い
詳細はこちら
GPUの平均温度は47度で特にファンの駆動音を感じることはなかったです。
CPU使用率を見る限り、かなり余裕があります。
GPU使用率は平均73%と、まだ余力を残しているのが分かります。
プリセット:ウルトラ
詳細はこちら
CPU使用率は「非常に高い」と比べ平均で4%ほど上がっていますが、正直ワイルドワンズにおいてはオーバースペックと言っても過言ではないでしょう。
非常に高い/ウルトラ共にGPU負荷の差もほとんど見られず、平均60FPS以上は安定してキープしています。画質が綺麗なゲームだけあって、ウルトラでプレイするとよりリアル感があり、楽しくプレイできると思います。
動作音/動作熱
動作音は個人的に感じることはありませんでしたが、Windows起動時にファンが高回転になるときもあります。その時は結構な動作音を感じました。
例えるなら外で強風が吹いてるようなブオォォォォォッって感じかたをしました。
常に動作音を感じることはなく、時折感じる程度で、静かな方だとおもいます。
使用した感想
本体が実に28Kgと重量級なので、梱包ダンボールも非常に大きかったです。人が一人余裕で入れるほどの大きさでした。
動作面での感想は、ゲームプレイに関しては申し分なく画質を上げても快適なプレイができると思います。プレイするゲームにもよりますが、オーバースペックといった感じで、サクサクストレスなく遊ぶことができます。
M.2(Cドライブ)にゲームをインストールするとゲーム起動速度も抜群に早いと感じました。
ファン音も気になりませんでした。
デメリットではないですが、PC本体が大きく、設置場所には十分なスペースが必要で、重量も28Kgにもなるので、机の上に設置するのに大変かもしれません。
スペック分の仕事は十分にしてくれるPCだと思います。
また、ALIANWAREコマンドセンターではイルミネーションの設定など行えて、プロファイルとしてお気に入りを作っておくと、即座に呼び出しができ気分も変わります。
今回ご紹介したのはGTX1080搭載タイプですが、上位モデルにはGTX1080 Ti搭載タイプもあり、より快適なプレイが見込めると思います。
ゲームとエンコードに強いPC
もちろん快適にゲームをするのは最低条件としてありますが、CPUのパワーに注目するとゲームのみだとオーバースペックになります。
エンコードなど作業に抜群の性能を発揮すると思いますので、クリエイター向けのPCとしても十分に通用するスペックのCPUです。
「エンコードなど処理に掛かる時間をお金で買う」時間と作業効率を意識するなら最高のPCに入ると思います。
お値段もCPU単体でゲーミングPCが組めるほどの値段になっています。
趣味でゲームや動画編集、ゲーム配信などを考えている方には”最強”のPCになると思います。
後はDellのサポート面のアクセスのしやすさ、Alianware専用の電話窓口があり、即座にオペレーターと話すことができます。サポートプランによっては24時間365日対応のプランもあります。
まとめ
詳しくは公式ページでご確認下さい。
高性能PCの良いところを凝縮したかのようなPCでデザインも独創的な”おにぎり型”をしています。ゲームプレイにおいては高解像度でストレスなくプレイできました。
CPUの性能が良いため、長く使用できるモデルかと思います。グラボの故障やグラボの買い替えにも対応しているので、扱いやすいと思います。
グラボを買い替えるにあたって、やはりCPUの性能が気になるところですが、その分気兼ねなく行えると思います。
PCにあまり詳しくないけど、ゲームを快適に綺麗に画面でプレイした人やゲーム+動画編集や配信といった用途を求める人には最高のPCだと思います。サポート面もオペレーターと直接話ができたり、サポート内容によっては24時間365日電話サポートもしてくれます。
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