Windowsノートパソコンを購入した後に、「思った以上に動作が重い」「Windowsの起動に時間が掛かる」「使いたいアプリが動作しない」などのように、失敗してしまったという事はありませんか?
販売価格が安いWindowsノートパソコンがあるので、ついその安い方に目移りしてしまいがちですが、ただ安いというだけでWindowsノートパソコンを選んでしまうと、ただの安物買いの銭失いになってしまいます。
Windowsノートパソコンを賢く、そして、間違いなく購入するためには、そのWindowsノートパソコンを使用する目的に合ったタイプの物を選択しなければなりません。そこで、Windowsノートパソコンを購入するさいに、失敗しない選び方のポイントを解説します。
Windowsノートパソコンの失敗しない選び方のポイント
最近では、販売価格の安いWindowsノートパソコンが販売されていますが、安易に販売価格だけで購入を決めてしまうと、まったく使い物にならなかったり、目的のアプリが動作しなかったりと失敗しがちです。
どういう目的でWindowsノートパソコンを使用するかによって、Windowsノートパソコンを選ぶ必要があります。
その選ぶポイントによって、Windowsノートパソコンの能力や価格に大きく影響を与えます。
ノートパソコンという性質上、購入したら替えが効かないパーツがあるので、その替えが効かないパーツがWindowsノートパソコンを選ぶ上での最大のポイントになります。
CPUを選ぶポイント
Windowsノートパソコンのスペックを決定する最重要なパーツがCPUになります。
このCPUは人間でいうと頭脳の部分にあたり、この能力が高いCPUを搭載したノートパソコンはそれだけ処理を早く終わらせる事が出来ます。
デスクトップパソコンの場合、このCPUを後から交換する事が可能です(メーカー製デスクトップパソコンの場合は、この限りではありません)が、ノートパソコンに限ってはほぼCPUを交換する事が不可能です。
そこで、ノートパソコンを選ぶ上でどのCPUを搭載しているかが、Windowsノートパソコンを選ぶ上での最大のポイントとなります。
Windowsノートパソコンの使用目的が、インターネットの閲覧(動画の再生にはもっと上のCPU能力が必要)や文書の作成程度であれば、「Atom」や「Celeron」などのCPUで十分です。
しかし、折角購入したノートパソコンなので5~6年以上は快適に使いたい場合や、画像や動画をノートパソコンで閲覧・再生・編集する場合は、インテル「Coreシリーズ」を搭載したモデルのノートパソコンがおすすめです。
インテル「Coreシリーズ」のCPUには、「Core i7」「Core i5」「Coer i3」の3種類があり、数字が大きいほど性能が高いCPUとなってきます。
もちろん性能が高くなっていく分、ノートパソコンの価格が高くなってきますので、予算との兼ね合いで決めていく必要があります。
内蔵ストレージ(記憶装置)のHDDやSSDを選ぶポイント
内蔵ストレージの容量で、ノートパソコンの中に保存できるデータの量が決まります。
少し前までは「HDD」や「ハードディスク」などと呼ばれていました。
最近のノートパソコンでは、HDDの他にSSDを搭載したモデルが登場しています。
SSDは、今までのHDD(ハードディスク)よりもデータの読み書きが非常に高速で、ノートパソコンの起動スピードやソフトウェア立ち上げスピード、ファイルのコピーなど全般的な処理速度が高速になります。
ただし、HDD(ハードディスク)と比べてSSDは価格が高く容量が少ないので、写真や動画などのデータを保存したい方は、最低でも128GB以上搭載したモデルがおすすめです。
さらにノートパソコンに保存しておきたい容量が多く必要な場合は、外付けHDDなどの外部ストレージを活用する方法があります。
メモリを選ぶポイント
インターネットでサイト閲覧や文章作成だけであれば4GBのメモリを搭載したモデルでも十分です。
しかし、写真編集や動画編集をする目的ならば最低でも8GBのメモリを搭載したモデルは必要です。
画像や動画編集を快適にしたい場合には、16GBあると安心して使用する事が出来ます。
また、ノートパソコンで使用したいソフトウェアによって推奨されるメモリ容量が異なるので、どれ位のメモリ容量が必要になるかは事前に確認しておく必要があります。
メモリは増設する事が出来ますが、ほとんどのノートパソコンでメモリの挿すスロットの数は2つとなっています。
その内、1つのスロットはすでに占有している場合が多いので、メモリ増設するさいには1枚追加するか、すでに占有してあるメモリを抜いて差し替える必要があります。
液晶モニターの大きさを選ぶポイント
ノートパソコンの場合、液晶モニターの大きさで本体サイズも決まってきます。
もちろん液晶モニターが大きい方がノートパソコンで作業はしやすくなりますが、その分サイズが大きく持ち歩きはしにくくなってきます。
持ち歩いて使用する事が多い場合には、13インチ程度の液晶モニターサイズが一番持ち運びしやすいです。
逆にほとんど持ち運んで使用する目的が無い場合には、17インチ程度の液晶モニターを搭載したノートパソコンを選んでおくと作業性は格段に上がります。
ノートパソコンを購入する時点で、持ち運ぶ機会が多いか少ないかが判断出来ない時などは、15インチ程度の液晶モニターを搭載したノートパソコンを選択しておくと間違いが少ないです。
Microsoft Officeの有無で選ぶポイント
Windows搭載のノートパソコンを選ぶさいに、同等のノートパソコンでもMicrosoft Officeの有無によって大きく価格が変わってきます。
エクセルやワードをそのノートパソコンで使用するかでも選択肢が変わってきますが、別途Windowsパソコンを持っているかでも選択肢が変わってきます。
Microsoft Officeは、後から別途購入してインストールが出来るソフトウェアで、特にパソコンを2台以上持っている方なら、Microsoft Officeがプリインストールされていないタイプを選ぶ選択肢があります。
価格も下がりますが、Microsoft Office365 Soloという製品があります。
サブスクリプション型(月払い/年払い)のソフトウェアになりますが、1つのアカウントで無制限でパソコンにインストールができ、5台で同時利用が出来るという製品になります。
まとめ
Windowsノートパソコンを購入するさいに、失敗しないための選び方のポイントを解説しました。
特にCPUはノートパソコンの能力を決める上で最重要なパーツで、ノートパソコンの場合はこのCPUを後から交換する事が出来ないので、真っ先に優先して考える必要があるポイントです。
液晶モニターサイズによってノートパソコン本体サイズも変わってくるので、持ち運びの有無や頻度で選ぶ必要があります。
後は、内蔵ストレージの種類や容量、メモリの容量、Microsoft Officeのプリインストールの有無で選択肢を絞っていったら、「Windowsノートパソコンの購入で失敗をした!」という事が無くなるでしょう。
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